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航路3は黄色5《深夜勤務マン3・暫定》
「――じゃあ、“無敵のハイエルフ”が一番話が通じそうか?」
『……どうでしょうね』
「……何か問題があんのか?」
『いえ、彼自身には特に』
「そう言うって事は」
『はい、周りが強火のパターンですね』
『またかよ』と言いたくなるが何とか飲み込むユーリ。傍から見れば彼の環境もまた同じように見られる事もあるのだが……渦中であればあるほど外側の見方には疎くなるもの。
まぁ、その並行世界における“特異点”とも呼ぶべき存在はそうであるべきなのだろうが。




