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航路3は黄色2《BBQ・暫定》
「この並行世界で会いそうな奴ってどんなだ?」
『ハイエルフですね』
「ハイエルフ」
『はい、無敵の』
「無敵の」
『はい』
質問に対する返答についオウム返しになってしまうユーリ。ゼ・ハは情報を知っている本人だからこそ、平然としているが……知らない人間からすれば、疑問符が浮かび上がるのも仕方が無い。
“無敵のハイエルフ”。響きから想像しろと言うのも難しい単語の羅列……。
ユーリの頭の中には美形で耳と髪の長いムキムキマッチョの男が軍隊を蹴散らしているイメージ浮かんでいた。




