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普段旅行へ行かない人の計画性4《眠眠マン2・暫定》
ユーリの持つ最大の長所は“可能性を否定しないこと”。これに尽きる。
彼は自身が七つの世界を越えて行くことを“難しい”とは思っても、“不可能”だとは考えていない。
それは彼が使う“生命神秘の気”の特異性もさることながら、自身が持つ考えよるところが大きい。
『どんな事だって挑戦しなけば如何に困難なのかは正確に解らない』のだ。最初から無理だと決めつければそこで可能性は終わる。
――しかし、諦めなければいつかは可能になる時が来る。
“生命神秘の気”はまさに“いつか”の実現を早める力だ。