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世界を眺める彼方の虹5《眠眠マン・暫定》
『なるほど……どうやらこれが正解の手順みたいですね』
「この順番に並行世界を渡って行けば帰れる……で、良いんだな?」
『おそらく、と言う他ありません。それはアナタだからこそ実行できる手段でしょうし』
「――だよなぁ」
ゼ・ハとのやり取りでユーリはがっくりと肩を落とす。彼女はあくまで観測者である事に変わりはない。今まで覗いてきた経験から、『きっと』、『おそらく』と言う予測は弾き出せるが、決定的な“正解”を示す手段はないのだ。