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そして再びの放浪へ《深夜勤務マン・暫定》
“生命秘奥の気”は“生命起源の気”と対峙しながら“生命神秘の起源箱”にアプローチをかけていた。
“生命起源の気”は箱から溢れ出しているのだから、箱自体に制御できる方法があるに違いにない、と。
実際、それは何ら的外れな話でもないのだ。“起源箱”の動きを客観的に見てみればそういった推測を立てられない方がおかしい。
だからこそ、“生命秘奥の気”は“生命起源の気”の気を逸らしながら、“起源箱”とコンタクトを取りながらその方法を探っていた。