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完全異常個体8《深夜勤務マン4・暫定》
二十一にも及ぶ“生命秘奥の気”の“子機達”は、唸りを上げる様に輝きを増していく。
光に呼応して周囲に満たされた“生命起源の気”が薄れていく、徐々に、徐々に。
この高性能にして異常な“濾過機”は“生命起源の気”を利用して作り上げている。
故に、周囲の“生命起源の気”をすべて無害化した後は自壊する運命にある。だからこその超高性能。ただ一時、刹那の時間だけ、役目を果たす為だけの最終兵器。
『それこそ我らが誉れ!』と言わんばかりに強く瞬く破壊の星々。