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完全異常個体5《深夜勤務マン・暫定》
“生命起源の気”もようやく此処に至って“生命秘奥の気”の厄介さに気付いたが、状況は悪く――――もない。後者には明らかに上限がある。限界と言う名の上限が。
かと言って、それが明確に不利かと言われるとそうでもない。
“生命起源の気”はとおりいっぺんとう源の気”もようやく此処に至って“生命秘奥の気”の厄介さに気付いたが、状況は悪く――――もない。後者には明らかに上限がある。限界と言う名の上限が。
かと言って、それが明確に不利かと言われるとそうでもない。
“生命起源の気”は通り一辺倒な物量攻撃を絶えず仕掛けている。対して“生命秘奥の気”は取り込む上限に達しつつありながら、手を変え品を変え、やんわりとその場をやり過ごしているのだ。