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あらゆる世界の8《深夜勤務マン2・暫定》
――“生命神秘の気・Spec2”……。
やや……と言うか、かなりのネーミングセンスの無さを露呈しかねないが、ユーリの扱う“生命神秘の気”はそう名付けるに足る次のステージへ進んだ。
いや、既にソレは“彼ら”と呼ぶべき存在になっているから“生命神秘の気”でもないのだが。
元々、ユーリとの意思疎通が図れた時点で進化の兆しは見えていたのもある。
今回、超高濃度の“生命神秘の気”を浴びて爆発的に自我を獲得する経緯を短縮したのもあるが……。