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“生命神秘の起源箱(仮称)”4《深夜勤務マン・暫定》
極限の集中状態に感情が入り込む余地はない。
今回の様なリセット付きの難解なパズルを解読する時は特に。
「――――」
息継ぎすら最低限、静かに、余白が広がらないように。
最小限、最小限……。まさしくそれは機械染みた動作。けれども今回においては最適解。
“生命神秘の起源箱”はようやく半分を超えた……と言ったところだろうか?
箱の表面に輝く色は三色。今も尚、そのコントールを継続しているが……正直、一杯一杯も良い所だった。