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“生命神秘の気”の起源を追って4《読書マン・暫定》
思いがけず“生命神秘の気”の秘密に迫れる機会がやってきた。
――が、それがユーリ・ヒロセの居る並行世界となると話は複雑極まってくる。
ゼ・ハ自身に干渉する力がない事もあるし、誰かを派遣する……ましてや廣瀬悠理があちらに赴くなどもっての外だ。
――既に彼はちょっとだけちょっかいをかけた後ではあるが。
ユーリ・ヒロセと廣瀬悠理は同一存在。
二人が同一空間に存在するなど……何が起こるか解らない。
前回ので結構ギリギリの干渉だった。だからきっと次はない。
廣瀬悠理であれば呑まれる事はないだろうが……ユーリ・ヒロセの存在が居なくなる事もダメだ。