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そうぞう《首痛い・暫定》
――“象徴”はユーリが居た並行世界の地球において、霊的防護を担う存在だ。
あの世界で起きた大災害や戦争の発端やあらゆる大事件などは、何かしらの“象徴”が壊れた事に起因している。
それは物品であったり、建物、土地そのものであったり、そもそも認識出来ない“何か”だったりする。
――彼女の様な人が“象徴”であるケースは非常に稀だ。
そもそも、それはなろうと思ってなれるものではないから。運命なのか、宿命なのか、そうあれかしと求められてそこに宿るのだ。