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それはそれとして・闇龍王《深夜勤務マン5・暫定》
根城にて謹慎中である闇龍王。監視役として炎龍王、風龍王、大地龍の女王から派遣された手練れが配置され、一部の隙も無い。
そんな中、闇龍王は自身の宝物庫から例の槍が持ち出された感覚を捉えた。持ち出したのは娘。
首を傾げながら、『娘ならまぁ良いか』と放置しようとして――閃く。
――うむ、回収を名目にすれば外に出られるのでは?
闇龍王の本質は名前に反してアグレッシブと言うか、自由奔放の一言に尽きる。
故に反省とか『何それ美味しいの?』状態の為、自分の欲求が最優先。
勿論、監視者達を説き伏せる事は出来なかったが。




