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やっぱり面白がる人達・ハレィピナ《深夜勤務マン・暫定》
ハレィピナは潜伏場所である森の小屋で報告書を書いていた。
無論、内容はユーリのこと。彼にあった事や、得た力などは彼女を通じて随時アムアレア王国へと送られている。
軽くカーニャに苦言を言われたり、ノルキアーレに釘を刺されたりはするが……彼女は仕事に忠実な人間である。本国が彼に対してどう対応するかは彼女自身はかりかねているが……悪い事にはなるまい。
加えてラスベリア帝国への注意を促しておくのも忘れない。ジェミカが相変わらず化物染みているのは伝えるまでもないが、彼女もまたユーリに注目している事を考えると警戒は今まで以上にしておいて然るべきなのだ。




