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未来図はしっちゃかめっちゃか3《眠眠マン2・暫定》
「――で、あー……アムアレアとしては俺と敵対するとかあるのか?」
「随分とまぁ思い切った問いだね、それは」
食事の席を共にしていたフェナンが意味深な笑みを浮かべて反応した。
なんて事はない。ユーリからすれば腹の探り合いなんて面倒な真似をするつもりはない。その必要もない。今、彼は限りなく何も背負ってはいない。自分の身を案じてくれる者が少ない数居るのは解っているが、それでもこの世界で失うのは身一つだけだ――と思っている。
まぁ、つまりは――。
――やるなら……やるだけだ。




