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続・朝っぱらからモテ男5《深夜勤務マン2・暫定》
「これは……俗に言う収納ってやつでは?」
『ハッハッハッ、いつの間に⁉』
『……す、すごい、この人間』
新しく手に入れた玩具に夢中な少年の如く、ユーリは槍を出し入れして見せていた。
笑いながらも慄くジンラーイカに、ちょっと昏い目をしながら恍惚な表情を見せるアルルウェロメノレーカ。
ノレッセアの人間――生物は“天性の祝福”を授かる。これは絶対のルール。
故にこの世界で命ある存在は基本的には“超人”だ。誰しもが特殊な能力を持つのだから。
しかしそれは明確に“差”が生まれる原因でもある。戦闘に長ける者。智謀に長ける者。技術に秀でる者……。皆、どれか一つに特化は出来るが、何でも出来ない。決められた範囲の中から飛び出す事は出来ないのだ――大多数は。




