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朝っぱらからモテ男5《深夜勤務マン4・暫定》
「成程な……良いな」
アルルウェロメノレーカの用意した槍をユーリはそう評した。
シミズ流との相性は本来なら良くない。何故ならここまで巨大な槍……しかも、用途としては剣も兼ねる武器はいくらシミズ流が割と何でもありだった流派とは言え想定外であるからだ。
――けれど、ユーリがこれから使うのは異界シミズ流。
何でもありが本当に何でもありになる。
加えて、槍の効果である重量変化で軽量化もその逆も自由自在。大きさは流石に変えられないようだが、それはそれと割り切れば悪いものではない。




