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止まらない人の背中を追うという事16《時間調整中・暫定》
『――おやぁ?』
木彫りならぬ、岩彫りをしつつ、アンネータンは首を傾げた。
視線はユーリの部屋へ。静謐な、余りにも澄んだ“龍の力”を感じる。
彼女はそれがユーリなのは解ったが、その変化に首を傾げずにはいられなかった。
そもそも、人の身に“龍の力”があると言う事が既に異常。落ち着いて見えたとしても、それは安定とは程遠い。人が人である以上、“龍の力”は身分不相応な“不純物”。故にこそ、凪はありえず、常に漣が立っているもの。




