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止まらない人の背中を追うという事9《八景島マン・暫定》
「――――アハッ♪」
彼女はニタァ粘っこい笑みを浮かべてその事を喜んだ。
――彼がまた強くなった! やった、やったやった!
無邪気な少女の様にはしゃいぎ、彼女は彼の“覚醒”を言祝いだ。
何もしなくても、自分が手を出さずとも、状況は悪くなり、彼の修業と糧となる。
そうしてそんな、試験を乗り越えた先に、彼女が願ってやまない理想形がある。
彼は一歩一歩着実に理想に近づいている。そうしてすべてが終わった時。彼は彼女のものとなるのだ。




