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ユーリ・ヒロセの特性?《深夜勤務マン2・暫定》
――場所は引き続きユーリの精神空間にて。
「……誰やねん」
ついつい関西弁が出てしまうほどに。それはさも自然な空気を伴って現れた。
『…………』
ゆらゆらと揺れるモヤだ。人型の。
「俺の精神空間はやたら力とか能力を擬人化したがるな……」
なんとはなしに彼は頭を抱えた。正直、自分にやたらと“謎の力”が働いているのは自覚しているが、毎度何かある度にこれでは身が持たない。
何故って――。
『――――』
「やっぱそうくるよなぁ……!」
――準備は出来たか?
そう言わんばかりにファイティングポーズを取った歪む白モヤに、ユーリは半場やけくそ気味に叫んだ。




