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冷たく澄んだ淀み2《超爆睡マン2・暫定》
今回に置いてはユーリの勘違いが盛大に事故を起こした形である。
なんだかんだと言って、彼が関わってきた龍族は話が通じるタイプだった。ジンラーイカや、アルルウェロメノレーカを含めて、である。
だから思い違いをしていたのだ。龍は理知的で、無作為に、気まぐれで、人を虫を踏み潰すのと同じような真似はしない、と……。
――危なかった。
勘付くのがあと一瞬遅ければ、判断が数秒遅れていれば……。
例え、街中であっても相手は容赦なく攻撃してきていた。
例え、それで何十人が死んだとしても。
(絶対に顔面をぶん殴る)
ユーリは闘志と共に決意を固めた。龍だろうが、見た目が美少女だろうが知るか。全力でぶん殴ると決めた。




