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アナタの隣にいる事が7《早出深夜勤務マン3・暫定》
フェルタは好き嫌いが激しい。言い方を変えれば裏表がなく、はっきりした性格をしている。
好きなものは好き。嫌いなものは嫌い。案外、そうして言葉に出来る人間は少ない。
誰もが相手の顔を、見えもしない誰かの顔までも気にして本心を口にしたりなどしない。
意外にも、それは平和(比較的)な地球とこの異世界ノレッセアも同じ。リアルな貴族や様々な勢力が居るこの世界……その上位の、国の根幹を成し、動かす人々はまさにその渦中に居るだろう。
実はフェルタも立ち位置的には政治に深く関わる人間だったりもする。
少なくとも彼女にはその権利も資格もある。しかしまぁ、それこそ『好かん』の一言で蹴ってしまった訳だが。
