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アナタの隣にいる事が3《爆睡マン・暫定》
フェナンはふと、自分がユーリに嫉妬しているのかも知れない、と思った。
「――――」
そんな事を考えてしまったものだから、つい、ついイライラして彼の後をつけてしまった。
なんて事はない。彼女はそれなりに拗らせていても姉の事が好きだ。大好きなのだ。
だから、だから……そんな姉の横に並びたてる存在が自分以外に居る事が嫌なのだ。
フェルタとユーリは最近出会ったとは思えないほどに息が合っている。
一度戦場に立てばお互いの命を簡単に預けてしまえるし、ジェミカとの戦いでしたように必要であるなら己の命を賭けてしまえるのだ。
――波長が良いのだ。つまるところ。




