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ある日の休日をユーリと16《早出深夜勤務マン3・暫定》
「――よっと……これでいいのか、アンネータン?」
『はい! すみません、お手を煩わせてしまって……』
「気にすんな。暇だったからな」
アンネータンを手伝って倉庫整理をするユーリ。
彼女が指摘する通り、彼にはその生活を補助する存在が多数いる為、主人である本人が屋敷内のあれこれを手伝う必要はない。
しかし、これは他ならぬ彼の頼み。Y型クローン然り、アンネータンもそうだが、基本的にはユーリの好きなようにさせている。勿論、彼自身、あれこれ率先してやってしまうのは彼女らの仕事を奪ってしまうのでやらないが、時々はこうして気分転換に手伝うこともあるのだ。




