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ある日の休日をユーリと12《爆睡マン・暫定》
「…………」
「…………」
じーっと互いを見る二人。ユーリとヨウラ。
睨み合うまではいかないものの、無言でピクリとも動かない彼らに何があったのか勘ぐる者が居ても不思議ではないが……これはただの睨めっこ。
つまりは遊びだ。
ちなみにこの場合、ユーリがヨウラに付き合っている形になる。
何故だか知らないが、いやまぁ、彼女の年齢を考えれば無邪気に遊んでいて然るべき年齢な訳で。
さりとて異世界である此処で、ましてや北方で生まれ、やんごとなき血を引く彼女に平穏な生活など望むべくもなかったし、こうして齟齬が出るのは当然のことだったろう。




