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ある日の休日をユーリと8《深夜勤務マン・暫定》
ここ三日ほど体調不良でしたが、幸い、コロナやインフルではありませんでした。
『おかわりをどうぞ』
「おう、さんきゅ」
ヨラから手渡されたストレートな紅茶を飲みつつまったりする午後……。
なんとも優雅、なんとも平穏。ここ最近、休日はそれはそれで忙しく騒がしい毎日を送っていたが為に、ユーリはこの合間に得られたティータイムに癒されていた。
基本的に彼はお茶やコーヒーは何も入れず飲むことが多い。
砂糖やミルクを入れたものが嫌いなわけでも、そのままの風味や香りを楽しむ――と言った風雅な趣向を持っている訳でもない。単純に拘りがないのだ。食に関連するものに関して言えば。




