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止マラズノ進化3《生活時間調整中・暫定》
ユーリが『ヤバイ』と呟いたのも当然だろう。
何せ、先の異空間との戦いで闇を溢れさせたローラと自分の光をぶつけた結果――――あれを自分単体で行える可能性が生まれたのだから。
しかも――。
(――制御が安定している?)
それ自体は良い事だ。ローラとの共同作業(事故みたいなものだが)と違い、単体である為か、光と闇の混合球はユーリの胸の前で静かに回転を続けている。
――とは言え、やはり闇の属性の方が出力/立場が弱いらしく、そちらに意識を多めに割く必要があったけども。




