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光っちゃった(はぁと)《早寝・暫定》
「――――んぁ?」
それは“闇の力”の訓練中のこと。
掌にブラックホールのような異空間モドキをユーリは生み出していた。
或いはそれは“闇属性”の魔法弾、ゲーム的に言うと魔法による闇属性攻撃と言うべきか。
兎にも角、そのようなモノを両掌の上に作り出し、維持していた時だった。
きしくもそれは“光と闇”についてぼんやりと考えていたタイミングでもあった。つまりは大体その所為だと言えるのだが……。
ユーリの左手側のダークボール(仮称)がいつの間にか、ライトボール(仮称)に変わっていたのだ。




