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個人的修行タイム!5《眠眠・暫定》
生が始まりにあれば、死が終わりにあるように。
闇は常に光の反対側にあるもの。影は光が照らすことで生まれるもの。
切っても切り離せない存在。表と裏。
ぐるぐると、ユーリの頭にとりとめのない事が浮かぶ。
光があればどこかに影が、闇が生まれる。それは自然なことだ。
自然な事であれば……できるハズだ。
炎を、氷を、風を、雷を。今までユーリは感覚で生み出してきた。今だって理屈は分かっていない。
何処かにあるエネルギーを変換してそれらに加工してるんだろうな――程度の認識。
だから――――。




