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個人的修行タイム!4《深夜勤務マン4・暫定》
ユーリはどちらかと言うと陽キャに分類される人間である(尚、本人は認めてない模様)。
しかし、彼はやはり“闇”と同じく“光”と言うものへの解像度は低い。
けれども本人の自己申告とは関係なく、彼には“光”への適性がある。
要は“光”にも色々あるという事だ。全てを遍く照らす太陽は勿論だが、一筋の閃光も、暗闇の中で微かに灯る弱弱しいものでさえ、立派な“光”。光量は関係ない。
ユーリは閃光タイプだ。それも相当強力な。加えて走り抜けていくような眩い光――流星とも言えるかも知れない。
何故、こんな話をするかと言うと、ユーリは今、“光と闇”について考察しているからだ。




