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個人的修行タイム!3《深夜勤務マン3・暫定》
クリスマスは関係ありませんが、私が常々やってみたい某特撮ネタをねじ込みました。
今、ユーリは闇に包まれた部屋に居る。場所は学園都市に構えた彼(に与えられた)の屋敷内の一室。
特撮を好んでいた彼は社長椅子に座り――。
「俺を夜の闇に……」
――と言いかけてやめた。部屋には美人秘書が二名居た訳でもないし、これから悪の秘密組織の拠点に移動する訳でもないのだ。
第一、この場に誰かが居てもこのネタは伝わらないのだ……!
「――フッ、これが孤独か……」
ユーリは暗闇の中でそう一人ごちた。
これ(茶番)が良かったのだろうか、彼の“闇属性”に対する理解が少し進んだのだった。




