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個人的修行タイム!《深夜勤務マン・暫定》
それからというもの…………ユーリは日陰の、それもジメジメした所で体育座りを行うという奇行から、何人かに心配された。少しどころじゃなく、かなり。
加えて『どうせ、俺なんか……』、『フヒッ……』などとブツブツ呟く始末。
『闇に対する解釈拗らせてない?』と言われればそれまでだが、一応、本人は真剣にやってるつもりだ。
どうにもユーリ本人の自己申告とかけ離れて闇への適性は大分遠いのは真実らしかった。
アルルウェロメノレーカとのいざこざで見せたのは、溜まりに溜まった鬱憤が闇の力で具現化したもののようであった事から鑑みるに、全く使えないという事はないみたいだが。




