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ちょっと放課後一人旅4《爆睡予定・暫定》
日が沈み、闇に包まれつつある森の中……木にもたれかかって瞳を閉じているユーリ。
此処に来たのは『闇を感じる為だ』――アラサーの男が中二病か?、と思ってはいけない。実際、ユーリはアルルウェロメノレーカとのいざこざで“闇の力”を手に入れている。
彼は少しでも“闇の力”に慣れ親しむ為に夜の森と言う、危険な領域に足を踏み入れたのだ。
しかし…………作業は難航していると言わざるを得なかった。
――と言うのも、これはユーリが持つ“資質”的な問題だ。




