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ようやく交わるいつかの時間4《深夜勤務マン3・暫定》
がっつりと評価ポイントを入れて下さった方がいるようでありがとうございます。
正直、滅多にあることじゃないので普通にビビりました(苦笑)
テテファグレーンは顔を赤くしてあわあわと慌てながらも結局はカズラクロウスと同じ行動をした。
大の字で寝そべるユーリの左側、周りに人の眼がないことを確認すると、いそいそと移動し、彼の傍で横たわる。やや遠慮がちに左腕へそっと頭を乗せ、ちらと彼の横顔を見た。
規則正しい呼吸、静かな吐息。生きていることを、ここにいることを確かに証明するように上下する胸。
密着させた身体から伝わる熱はどこか懐かしい。『嗚呼』と目尻から涙が零れる。えも知れぬ郷愁にも思いがあふれ出る。




