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アルルウェロメノレーカの平穏への道3《深夜勤務マン4・暫定》
学園へ潜入して目標を一目見た時、彼女はピンときた。
恋に落ちたとか運命を感じた……なんてロマンティックなものでは勿論ない。
物凄~く、面倒な気配と予感だ。
嫌な予感ほど良く当たると言うのは種族が大きく違っても当てはまるものらしい。
しかも、今回の件は龍と言う圧倒的生物としての威容を持ってしても遠ざける事の出来ないものだ。どう足掻いても一度はぶつかざるを得ない状況が生まれるだろう。
特に自分以外にもほとんどの龍王の娘が居るのが問題だ。




