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きっと、久しぶりが似合う5《深夜勤務マン・暫定》
『――クソがッ!!』
絡みついてくるユーリの闇に悪態を吐きながら、アルルウェロメノレーカは己の闇属性の力で上書き、ないしは抵抗しようと試みる。
しかし、相手はユーリ・ヒロセ。通称は“虹の男”。
どう言った手品か、“龍の力”……それも“王”に由来する力を複数持つ者。
加えて“生命神秘の気”とか言う訳の解らない力を使う。
それらを持つ男が操る“闇”が普通のそれでハズもない。複合属性にブーストされたそれはが単一属性にやすやすと後れを取る訳もなく……。




