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さらっと修羅場になる屋上5《爆睡予定・暫定》
――アルルウェロメノレーカは熟考した上でユーリを消す選択は有り寄りの有りだと判断した。
龍王がこぞって注目する存在である事を除いても、単純に底が知れない。加えて、彼が居るからこそ自分はこうして表舞台へ押し上げられている。彼女の望みは静寂だ。ユーリが生きている事で自らの望みが脅かされるのであれば――――消すのも致し方なし。
何故なら彼女もまた傲慢なる龍。人よりも遥かに優れ、闇龍王の娘と言う立場もある
たかが、幾らでも居る人間一人消した所で、替えの無い自分とは比べものにならないだろう。




