3578/3976
さらっと送り込まれる娘たち3《深夜勤務マン2・暫定》
ユーリに警戒の目線を向けていたのは闇龍王の娘……息子? である。
闇龍王に雌雄はなく、その子である彼あるいは彼女にも性別はない。本人の性格的には大人しいので、個人的に都合が良いのを理由に少女の姿を取っていることが多い。
なので、周囲からは“娘”判定を受けている。ちなみにボクっ子。
そんな彼女は住処で引き籠って悠々自適にスローライフを送っていた訳であるが――親の失敗によってこの度、派遣。
しかも、龍王に大してしてやった人間の実力者の監視、観察とか、何それコワイ、状態である。




