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後始末が壮大すぎる3《眠眠・暫定》
異空間は時に歪み、時に伸び、時にたわんだ。それらを数十回、数百回と繰り返し…………修正を開始した。龍王達の総力を持ってしても、既に起きた事はなかった事にはならない。
闇龍王(恐らく)のしでかしたこの事態は彼等にとっても頭の痛い問題だった様に思う。
彼、或いは彼女の情緒は幼子のそれと大差ない。好奇心と純真無垢(かは知らないが)からくる残虐性……。
幸いな事に死人は出ていないようだが、普通に生きて入ればまずあわなくても良い酷い目に学園都市の皆が巻き込まれたのは間違いなかった。不憫である。




