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凍てつく程の闇《眠眠・暫定》
「――ァアアアアアアアッ!?」
ユーリとヨウラの直感通り。彼等の“龍の力”を込めた一撃は他のどんな攻撃よりもローラに強い影響とダメージを与えていた――――が。
果たしてそれが良かったのかどうか。
「――来るぞ!」
「……皆、後ろに!」
動かしたのは直感。ダメージを与えたと言っても、それは表面を刺激したに過ぎないと。ならば、刺激した以上、反応があってしかるべし。防衛行動と言う名の反応が。
苛烈な攻撃が襲い来るイメージを直感で感じ取った二人は、仲間を守る様に岩の壁を生成した。




