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伊達に四姫じゃないアイツ《読書マン2・暫定》
「――イテテ……おーい生きてるかー!」
「当たり前だろ?」
「うーん、ちょっとふざけ過ぎたかなー?」
「いやはや、成長なされましたねぇ、カーナリーニャ様は」
上から順に、ユーリ、フェルタ、フェナン、ハレィピナである。
カーニャが上空から雨霰の如く召喚して放った空を埋め尽くす程の剣……。ユーリが氷と岩で何層もの壁を作っても尚、突き崩された程の大規模攻撃――いや、最早それは爆撃と言っても良い威力だった。
現にユーリ達の元へと貫通した剣は一本や二本ではなかったのだから。




