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再び休憩タイム3《お出掛けマン・暫定》
「何かー、やな夢を―、見てましたー」
「あー……ちょっと自分のコンプレックス、みたいな?」
「かつての戦場の光景だな。殺し、殺され、身に浴びた血が敵か味方かも解らな――」
「そうですね。あてもなく放浪していた時の事を見させられていました」
休憩時間での暴露タイム! ――と言うには少々重たい話題だが、ユーリは一同から話を聞いていた。
どうにも、と言うかやはりそれは主に過去に感じた不安や恐怖などを暴き、励起させて肉体のコントロールを曖昧にし、操ると言ったものらしかった。




