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再び休憩タイム《遅番マン4・暫定》
「――ふぅ……。何とかなったな」
「お見事です、ユーリ殿。御迷惑をおかけしました」
虹の糸で拘束状態にされたハレィピナは、その回復効果も相まってかそうそうに正気を取り戻し、ユーリに頭を下げていた。
「いやいや……ワザとやられてくれたんだろ?」
「――さて? なんのことやら……」
目を細めたユーリの問いかけにハレィピナは惚けた。
虹の糸による点ではなく面による波状攻撃。まともに戦えば確かに防ぎきれるものではないが……彼女ならそうでもなかったハズだ。




