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流石に大休憩《遅番マン5・暫定》
「……ユーリ、大丈――」
「――――」
「あらー? 白目剥いてー、気絶してますねー」
「ハ……ハハッ……軟弱、もの、め……」
「……まだ立ってる。喋ってる……怖い」
「流石はー、フェルタ様ー。きゃー、すごーい」
お互いに最後の一撃を放って後……。二人へと近付いたヨウラとイルドゥニーカ……プラス、雑に引き摺られているフェナン。彼女達は立ったまま気絶しているユーリに驚き、ガクガクと盛大に膝が笑っているものの、剣で身体を支えて立つフェルタにドン引きする他なかった。
口調は緩いがイルドゥニーカも頬を引き攣らせていた程だ。




