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当然、二回戦目・VSフェルタ2《遅番マン・暫定》
「――ぐぁっ!! チィィィィッ!?」
「どうした、どうしたぁ!? こんなモンかぁ?」
ギシギシと身体から軋む音、かかる負荷に耐えながら拳を振るうユーリ。
結構、良い一発が顔に突き刺さっている為、足元が若干ふら付いていながらも、的確に剣を振るうフェルタ。
正気に戻ったであろうに、こうして戦いを続ける彼女の意図はユーリには解らない。
解らないが、少なくとも満足が行くまでは付き合わされるんだろうな、と言うのは、短いながらも濃厚な時間を共有していた身としては解らないハズもなく……。




