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その頃のあの人・ノルキアーレ3《アニメ一気見マン・暫定》
「――?」
『――』
――黒かった。付け狙う様な……いや、鏡写しみたいな視線を感じて探ってみれば――黒かったのだ。人の形をしているが、しているだけの真っ黒。
それは何処かで見た様な、良く見知っているハズなのだが……何故か、それを考えること、口にする事が憚れる。お前は似ている。誰に。誰にだ?
「……」
何だか、考えようとすると不愉快な気分に陥る為、ノルキアーレは彼女を無視する事にした。どうやら、観察……監視してくるだけで、害はないらしい……今の所は。




