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邪悪とされるモノ4《遅番マン4・暫定》
“邪神像(仮)”との戦いは――何とも締まらない形での決着となった。
――と言うのも、“邪神像(仮)”はレイラの見立て通りにスケルトンを生み出し、指揮する存在であった。故にそれは戦闘が始まるや否や大量のスケルトンを生み出し、けしかけてきた。と言うか、それしか出来なかった。
しかしながら、その生産性、生産速度は尋常ならざるものであったのだ。あっと言う間に視界がスケルトンで埋まったのは流石のユーリ達も目を丸くするしかなった。
とは言え、スケルトンの戦闘力はたかが知れている。キリがないのは確かだったが、“邪神像(仮)”討伐は時間の問題だった。
――騒ぎを聞きつけたフェルタが到着するまでは、だが。
