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夏休み最後のイベント?3《深夜勤務マン4・暫定》
「……」
『……』
「……」
沈黙の中、響くのはお茶を飲む音。怪異と言うか、感じるハズの無い不可解な気配を察知した一同は気分を落ち着ける為にティータイムへと入っていた。
誰も、一言も発しはしない異様なティータイムである。
そもそも、このノレッセアにおいて、どれだけ防音や密室を心掛けても覆される事はままある。
何しろ命ある者ならば誰にでも与えられるのが“祝福”。その種類は千差万別であり、潜入や、秘密を暴く事に特化した能力もあると言う。
故に、どれだけ厳重な警戒網を敷いていても突破される事はあるのだ。




