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勇気を出してみる？《深夜勤務マン5・暫定》
「こうなったら俺が直接行くか……」
『……それは』
「――駄目よ」
ローラにジェミカへの橋渡しをさせるのは流石にちょっと……と言うユーリが出した結論。それは結局の所、自分が赴くしかない訳だ。あの、ジェミカの、前に。
しかし、それは協力者の二人は即座に駄目だしされてしまう。
特にノーレの方の否定が強かった。声音自体は普段とそれほど変わらなかったものの、ブンブンと首を強く横へ振っている。
「行ったら軟禁されて帰って来れないわよアナタ」
『ですわね』
「そんなに気に入られてるのか……フッ、俺も罪なおと――イテッ」
嫌な予想に若干慄きながらもお道化て見せたが、女性陣には不評だったのか、ノーレからチョップを貰ってしまったユーリである。
