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引退した四姫は自由過ぎる2《爆睡マン2・暫定》
「……えっ、ウチに住むのか?」
『お前ん所の拠点、部屋は余ってんだろ?』と、フェルタに声をかけられてユーリは全て察した。
「おう」
「よろしくね」
「お世話になります」
「お願いーしますー」
さも決定事項であるかのように言われて、流石に面喰って二の句が継げなくなるユーリ。
基本的に彼は各国のパワーバランスを気にする立場ではない。世界が書き換わってしまった影響も大いにあって、今は何処かに所属している訳でもなければ、利益を考える必要もない。
――まぁ、損害は気にした方が良いとは思っているが。




