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女帝は去る時も派手2《遅番マン2・暫定》
――ジェミカがユーリ達と遭遇したのは勿論だが偶然ではない。
詳細は知らずとも、ジェミカは世界が改変されているに気付いており、何となくだがその中心に誰が居るかは何となくではあるものの勘付いていた。今回の接触は確信を得る為であり、言わば待ち伏せの恰好。
策は上手く嵌り、核となる人物に会う事は出来た――が、それだけ。成功か失敗かと言えば失敗だ。大失敗と言う程ではないが。
まさか、会っていきなり戦闘になるとは……思ってなかった訳ではないが、もう少し会話が成立するものと思っていた。これに関して正直言って初代四姫であるフェルタが居た所為だと考えるが。




